Softbankの”サブブランド”であるY!mobileの特徴は『大手キャリア並の回線速度』でありながら、『MVNO並の安さ』がウリの格安SIMです。
とくに『かけ放題』が必要な方におすすめです。
※旧プランの解説はしていません。
Y!mobileの特徴
通話回数が多い方はY!mobileを基準に他社を比較した方がいいです。
Y!mobileの基本情報
音声通話のプラン料金について
Y!mobileの音声通話の料金プランには『10分かけ放題』が含まれています。
スマホベーシックプラン | S 3GB 1年間4GB | M 9GB 1年間13GB | R 14GB 1年間17GB |
---|---|---|---|
基本使用料 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
新規割 ※6ヶ月間 | -700円 | ||
おうち割光セット(A) or 家族割引サービス(2台目以降) ※上記2つは併用不可 | -500円 | ||
通話料金 | 10分かけ放題つき! 超過分は20円/30秒 | ||
合計 | 1,480円〜 | 2,480円〜 | 3,480円〜 |
『おうち割光セット(A)』と『家族割引サービス』が少しややこしく感じるかもしれませんが、『家族割引サービス』は2台目以降が割引対象になるので、単独契約で割引が欲しいなら『おうち割光セット(A)』が必要というだけです。
5歳から18歳までの人なら、学生ではなくても『ワイモバ学割』を適用することができます。
しかも、『ワイモバ学割』対象の回線と同一グループに加入すれば、18歳以上の家族も『ワイモバ学割(家族)』という同条件の割引を受けることができます。
要するに、学割対象の子どもがいれば、家族も全く同じ恩恵を受けることができるんです!
ワイモバ学割適用後の金額は以下のようになります。
スマホベーシックプラン | S 3GB 1年間4GB | M 9GB 1年間13GB | R 14GB 1年間17GB |
---|---|---|---|
基本使用料 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
学割:1~7か月目 | -1280円 | -1700円 | -1700円 |
学割:8~13か月目 | -580円 | -1000円 | -1000円 |
家族割引サービス(2台目以降) ※新規割適用不可 | -500円 | ||
通話料金 | 10分かけ放題つき! 超過分は20円/30秒 | ||
合計 | 900円〜 | 1,480円〜 | 2,480円〜 |
例えば、『学割対象の子ども』と『親』の2人で乗り換えた際は、最安値で『900円』と『1400円』になります。※家族割サービスは2台目からが対象なのでその分の500円だけ差額がでます。
ちなみに、親が学割の恩恵を受けるのに必ずしも学割対象の子どもと同時に乗り換えする必要はなく、子どもが学割適用中に乗り換えればOKです。
Y!mobileでスマホを使うメリット
Y!mobileはMVNOの格安SIMより通信が安定している
Y!mobileはSoftbankのサブブランドであり、大手キャリアの回線を間借りしているMVNO(Y!mobile以外の格安SIM)とは違います。
Y!mobileは自社の回線を持っている・・・という説明は置いといて、簡単に説明すると下記の画像のような感じです。
かなりざっくりなイメージ画像ですが、基本的に格安SIMは大手キャリアから回線を間借りしており、キャリアからレンタルしている回線の『限りあるスペース』内でサービスを提供している為、利用するユーザーが増えるとどうしても回線が混み合ってしまいます※回線速度は各社違います。
一方でY!mobileはSoftbankのサブブランドとして存在しており、いわばライトユーザー向けのSoftbankのような位置付けです(ユニクロに対するGUのような存在)。
ここでは詳細については省略しますが、MVNO各社から「不公平だ!」と声が上がり総務省に目をつけられるほど、混雑にも高速通信サービスが利用できます。
回線速度は利用している端末によっても差が出てきますので、例えばSoftbankからY!mobileに乗り換えたら遅くなったという方は、もしかしたら端末も一緒に変えたことが原因かもしれません。
かけ放題を利用するならY!mobileが最強!
Y!mobileとよく比較されるUQモバイルとのシンプルな月額料金を比較すると、月額700円程度Y!mobileの方が高いです。
3GB | 9GB | 14GB | |
---|---|---|---|
Y!mobile | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
UQモバイル | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
差額 | 700円 |
※上記の比較はUQモバイルに合わせて、割引なしのベース料金で計算しています。(ちなみに家族割の割引金額と内容は両者とも2回線目以降500円引き)
一見すると、圧倒的にUQモバイルの方がお得に見えますが、UQモバイルの『10分かけ放題』は月額700円なので、Y!mobileとUQモバイルの料金の差は10分かけ放題がついているかどうか?だけの違いになります。
なので、10分かけ放題を利用することを前提に考えると両者の料金は同じ。しかもY!mobileには6ヶ月間の新規割がある分、4,200円分お得と言えます。
両者のこの料金差は通話無制限のオプションでもそのまま引き継がれ、Y!mobileの無制限かけ放題は1,000円ですが、UQモバイルでは1,700円となっています。
つまり、かけ放題を利用する方はUQモバイルよりY!mobileの方が安いと言えます。
逆に『かけ放題は不要』もしくは『不要になるかもしれない』なら、不要になった際にオプションを外せるUQモバイルの方がおすすめです。
詳細:UQモバイルの料金プラン解説記事
10分かけ放題については、多くのMVNOが提供しているので『料金』『データ量』『回線速度』の兼ね合いを見て検討したいところですが、たとえば仕事で使う方などは回線品質の良いY!mobileを利用した方が良いと思います。(そのうち10分かけ放題の比較記事も書きます)
通話無制限のかけ放題については、多くの場合でY!mobileが最安値レベルなのでY!mobileにしておけば間違いないかと。
参考記事:安いのはどこ?時間無制限かけ放題のおすすめはここ!
LINEの年齢認証を突破できる!
LINEの年齢認証は大手キャリア(+LINEモバイル)しか対応していない為、格安SIMではID検索や電話番号検索機能が使えません。
しかし、Y!mobileは『My Softbank』を使って年齢認証をすることができます。
実店舗が多いので『ネットが不安』という方も安心
何かと「格安SIMに変えたいけどネットから手続きするのが不安」「何かあった時に対面で聞ける方がいい」など、とにかく『何かとネットで解決しないといけない』と思われがちな格安SIMですが、Y!mobileは実店舗も多く、Softbankと併設しているところも珍しくありません。
その為、契約の際は勿論、契約後に不明点や思わぬトラブルがあった際も安心です。
Y!mobile – Softbank間の行き来に最適
既に家族でグループを組んでいる方が更に安くする為に、『光セット割』を考えている方も多いのでは無いでしょうか?(もしくは既に適用させている)
他社へ乗り換えてせっかく適用条件を満たした光セット割引を捨てるは勿体無いですよね?しかし、Y!mobileとSoftbankは光セット割の適用対象が同じ(Softbank光とSoftbank Air)なので、SoftbankからY!mobileにしても光セット割を適用できますし、Y!mobileは最低利用期間が無いので、Y!mobileからSoftbankに行くという選択も取りやすいです。
また、その他にも様々なメリットがあります。詳細は下記
Y!mobileでスマホを使うデメリット
SoftbankスマホでもSIMロック解除が必要
Y!mobileはSoftbank回線も利用していますが、SoftbankスマホをY!mobileで使う場合でもほとんどの場合でSIMロック解除が必要です。
電話かけ放題が外せない
Y!mobileには10分かけ放題を含んだ料金プランになっていて、外すことができません。
データシェアについて
現在、Y!mobileにはデータ専用のプランがありません。
タブレットやデータ専用スマホを使いたい場合は、子回線専用の『シェアプラン』を利用する必要があります。
スマホベーシックプラン(親回線)を契約すると、最大3枚まで子回線としてシェアSIMを追加することができます。
基本料金は契約しているスマホのデータ量によって異なります。
プラン | ベーシックプランS | スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランR |
---|---|---|---|
月額 | 980円 | 490円 |
『シェア』なので、毎月の使えるデータ量はスマホ契約しているデータ量により異なります。
※シェアSIMを追加する場合の初期費用は3,000円
ガラケーの料金プラン
Y!mobileのガラケープランはかなりシンプルで、『通話のみ』ならケータイベーシックプランSSの月額934円のみです。
パケットを使う場合は+300円で、1パケット毎に0.005円掛かります。
上限は4,500円ですが、全く使わない月は934円+300円のみ。
※『スーパーだれとでも定額』という完全かけ放題オプションも利用可能です。(月額1,000円)
月額1,934円でかけ放題が利用できるので、仕事用端末にオススメです。ちなみに個人的には『Simply』のようなガラケーが好みです。折りたたみじゃないガラケーってカッコいいですよね。
Y!mobileの各種割引の詳細
格安SIMはもともとの料金が安いこともあり、入会特典の以外の割引サービスが少ないのですが、Y!mobileは格安SIMでありながら割引サービスも充実しています。
家族割引サービス
ご家族などで利用される複数の回線を、指定料金プランにて契約いただくと、2回線目以降の各基本使用料が毎月500円の割引になります。(最大9回線まで割引が適用)
お一人さまで複数回線を契約いただく場合でも適用になります。
『同居中の恋人』とも家族割グループを組める点がポイントです。
おうち割 光セット(A)
自宅回線とまとめることで受けられる割引です。
スマホと違って乗り換えが面倒な自宅回線ですが、Softbankとワイモバイルは光セット割の対象になる回線が同じなのは強い!!
ちなみに上記画像の赤丸の部分が、現在申し込めるプランです。
『おうち割 光セット(A)』は家族割とは併用できませんが、家族割が2回線目から適用されるのに対し、『おうち割 光セット(A)』は1回線目から割引の対象です。
学割比較
契約に関するあれこれ
Y!mobileで使えるスマホはどれ?
Y!mobileはSoftbank回線を利用していますが、SoftbankとY!mobileはSIMロックがそれぞれ別ですので、SoftbankスマホでもY!mobileで使う為にはSIMロック解除が必要と思っていた方が良いです。
自分の持っている端末が使えるかどうか不安な方は公式サイトの動作確認ページから確認することができます。
『SIMフリー』『SIMロック解除済』端末なら基本的には使えますが、日本向けに作られていない海外端末の場合はそもそも端末が日本の帯域に対応していない可能性もあるので注意が必要です。詳細はこちら
最低利用期間
2019年の10月1日以降に申し込んだ方について違約金(契約解除料)は発生しません。
スマホベーシックプラン/データベーシックプラン/ケータイベーシックプランSSいずれも契約解除料0円(=縛り/最低利用期間なし)
契約する際に必要な費用
契約事務手数料・・・3,000円
解約時に掛かる費用
乗り換えの場合・・・MNP転出手数料3,000円
Y!mobileの支払い方法
Y!mobileの支払い方法は下記の通りです。
- クレジットカード
- 口座振替
Y!mobileは代理店経由でキャッシュバックが貰える!
Y!mobileには『ヤングモバイル』というオンライン代理店があるため、敢えて代理店経由で契約することでキャッシュバックを貰うことができます。
勿論、公式のキャンペーンと併用することが可能なので、利用しない手はないです。
オンライン代理店に関するメリットは下記の記事で解説しています。
Y!mobileの場合は『ヤングモバイル』というオンライン代理店を利用することで、新規・MNPでは20,000円のキャッシュバックを受けることができます。
Y!mobileはSoftbankのサブブランドの為、Softbankからの乗り換えでキャッシュバックが受けられることが少ないですが、ヤングモバイルではSoftbankからの乗り換えでも10,000円のキャッシュバックを受けることができます。
【端末+SIMセット】
- au、ドコモ回線からのMNP:20,000円
- ソフトバンク回線からのMNP:10,000円
- 新規契約:20,000円
【SIM単体契約】
- au、ドコモ回線からのMNP:5,000円
- ソフトバンク回線からのMNP:3,000円
- 新規契約:0円
- ソフトバンク回線からのMNP+SIM単体契約:3,000円
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