格安SIMの台頭により、同じ会社を使い続けるよりも『乗り換え』する方が一般的になってきました。
そこで気になるのが「乗り換えするのに幾ら掛かるのか?」ということですよね。
これを知っておかないと、「あれ?解約した筈なのに請求が来てる!」「思ってた金額より高い!!」など、思わぬ請求にビックリすることになります 笑
ちなみに乗り換えは『MNP』とも言われます。
乗り換えに掛かる費用
通常、乗り換えには以下の費用が掛かります。
- MNP転出手数料(現在お使いの携帯会社から請求)
- 新規事務手数料(乗り換え先からの請求)
- SIMカード準備代金(乗り換え先からの請求)
基本的には上記3つですが、現在お使いの契約状況により別途、所謂『違約金』と呼ばれる『契約解除料』が発生する可能性があります。
契約解除料ってどんな時に発生するの?
それは後述するからもう少し待って
MNP転出手数料について
乗り換えをする際は、乗り換え後にもともと使っていた携帯会社から『MNP転出手数料』の請求があります。
→格安SIMも同じく概ね3,000円。
乗り換えじゃなくて、全く新規で申し込む場合は必要ないからね。
契約解除料
所謂、違約金と呼ばれるものです。
基本的に携帯電話の契約には最低利用期間というものがあります。
例えば大手三社なら2年の定期契約をしてもらうことで、その分契約者に対して月々の料金を割り引いたり、端末を大幅に値引きしたりという施策をとってきました。
一方で、2年以内に解約すると契約解除料という名の違約金9,500円が発生すると言うデメリットがありました。
『2年縛り』っていうやつだね。
しかも2年の定期契約には『自動更新される』という落とし穴もあり、契約状況を把握しておかないとなかなか解約しづらいものでした。
ところが、2019年の10月より、事実上の2年縛りが撤廃され、たとえばDocomo/auは2年定期契約中の解約でも契約解除料が1,000円へと大幅に引き下げられ、Softbankは完全撤廃しました。
へぇ!じゃあ今Softbank使ってるけど、解約しても0円なんだ
待って!!あくまでそれは2019年の10月以降の新プランが対象だから、旧プランを使っている人は今まで通りだよ。契約解除料を負担したくないなら、一旦新プランに変える必要があるから気をつけて。
旧プランの場合、契約解除料(違約金)が掛からずに解約できるのは丁度2年の定期契約が終わった25カ月目からの2カ月間が『更新月』と言って、違約金が掛からずに契約を解除できる月となっています。
また、格安SIMも大手キャリアと同様に『最低利用期間』を設けているところもあります。※概ね半年〜1年程度です。
格安SIMにも縛りがあるところもあるんだ
少ないけどね。ただ、自動更新じゃないからそういう意味では楽だよ。
ただ、必ずしも上記の通りではなく、たとえばQTモバイルのDocomo回線のように利用期間に長さに応じて契約解除料が減っていくような変則的なところもあるから、契約前にちゃんと確認しておいた方が良いよ。
新規事務手数料/SIMカード準備代金
ただし、格安SIMの場合はこの他に『SIMカード準備代金/SIMカード発行費』が必要な場合もあるし、一括りに『初期費用』と表記しているところもあるよ。とりあえず格安SIMの場合は3,500円ぐらいが契約時に掛かるという認識で良いと思う。
なるほどー
まとめ
まとめると下のような感じだよ
備考 | 乗り換えに掛かる費用 | ||
---|---|---|---|
大手キャリアからの請求 | MNP転出手数料 | 乗り換えの場合は必須 新規の場合は不要 | 3,000円 |
違約金 | – | 0〜9,500円 | |
格安SIMからの請求 | 新規事務手数料 | 必須 | 3,000円 |
SIMカード発行代金 | – | 0〜350円 | |
合計 | 乗り換え:6,000円〜 新規:3,000円〜 |
こうやって見ると乗り換えって結構掛かるんだねー
でもね、だいたい乗り換えだと初期費用無料のキャンペーンをやっているところが多いから、結局乗り換えにしろ、完全な新規にしろ3,000円程度で収まる事が多いよ。
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