ドコモ光はNTTが提供するインターネット光回線です。
フレッツ光と同じ回線を利用していることから、回線速度や提供エリアなど、回線に関する事に関してはフレッツ光と同じですが、ドコモ光の場合は『プロバイダ料金コミ』『Docomoの携帯料金とのセット割がある』分、フレッツ光よりも安くなることが特徴です。
ドコモ光を利用した方がいいのはこんな人!
『携帯をドコモで契約している方』尚且つ『今後もドコモを使い続ける方』です。

正直、光回線単体として見れば他に良い回線はたくさんあります。
『携帯はドコモじゃないけどフレッツ光を使っている』という方も単純に安くなる可能性はありますので、料金を比較した上で検討しましょう。
料金プランの前に知っておきたいこと〜レンタル機器に関して〜
料金プランを見た際に、きっと「ホームゲートウェイって何?Wifiルーターとどう違うの!?」となる方がいると思うので先に書いておきます。
フレッツ光,ドコモ光でレンタルできるのは『ホームゲートウェイ』という、ルーター機能のついた機器です。ようするにWifiルーターが不要なんですが、一方で『無線Lanカード』というものも利用しなければなりません(こちらもレンタル可)。
毎月のレンタル代は数百円程度の微々たるものですが、それでもやっぱり買い切りよりは高くなりますので、「レンタルしたくない!」という方はレンタルを申し込まずにWifiルーターを自分で購入して利用しても良いと思います。
ただ、自分で購入すると設定を自分でしないといけないので面倒ではあります。

下記の料金プランの合計金額はレンタル料金コミで記載しているので、レンタルしない方は『無線機器レンタル料金』という部分だけ削って計算してください。
フレッツ光とドコモ光の比較
以下は月額料金の安い『2年の定期契約』,『ひかり電話なし』を前提としています。
戸建タイプの月額料金 | |||
---|---|---|---|
回線 | NTT東日本 フレッツ光ネクスト スマートタイプ | NTT西日本 フレッツ光ネクスト | ドコモ光 タイプA |
ベース価格 | 5,700円 | 5,940円 | 5,200円 |
プロバイダ料金 | 500円〜 | 500円〜 | コミ |
無線機器レンタル料金 | コミ | 385円 | ホームゲートウェイ+無線LANカード または Wifiルーター無料レンタルのプロバイダを利用する |
割引 | ギガ推し!割引 にねん割 | 光はじめ割 -1,210円×24ヶ月 3年目からは毎月-1,419円 | – |
割引後の月額料金 | 利用開始初月 2〜30ヶ月目 31ヶ月目以降 | 1〜24ヶ月目 25ヶ月目以降 | 5,200円〜 |
違約金など | ・『にねん割』の中途違約金9,500円 ・契約プロバイダにより違約金あり | ・『低価格プラン』は2年以上の利用条件があり、中途違約金は2,200円 ・『光はじめ割』の中途違約金11,000円 ・契約プロバイダにより違約金あり | ・『ドコモ光』の中途違約金13,000円 ・契約プロバイダにより違約金あり |

戸建ならドコモ光の方が圧倒的にメリットがありますね。
ちなみにフレッツ光には東日本の『単身&かぞく割』『グループ割』というフレッツ回線のグループまとめ割がありますが、適用できる方は希だと思うので省略しています。
マンションタイプの月額料金 | |||
---|---|---|---|
回線 | NTT東日本 | NTT西日本 | ドコモ光 タイプA |
ベース価格 | 3,350円〜 | 3,520円〜 | 4,000円 |
プロバイダ料金 | 500円〜 | 500円〜 | コミ |
無線機器レンタル料金 | コミ | 385円 | ホームゲートウェイ+無線LANカード または Wifiルーター無料レンタルのプロバイダを利用する |
割引 | ギガ推し!割引 にねん割 | 光はじめ割 ※同一集合住宅などで見込める契約数に応じて変動 | – |
割引後の月額料金 | 利用開始初月 2〜30ヶ月目 31ヶ月目以降 | 1〜24ヶ月目 25ヶ月目以降 | 4,000円〜 |
違約金など | ・『にねん割』の中途違約金1,500円 ・契約プロバイダにより違約金あり | ・『低価格プラン』は2年以上の利用条件があり、中途違約金は2,200円 ・『光はじめ割』の中途違約金7,700円 ・契約プロバイダにより違約金あり | ・『ドコモ光』の中途違約金8,000円 |
フレッツのマンションタイプの料金は東日本も西日本も『同一集合住宅などで見込める契約数に応じて変動』します。西日本の場合は割引金額も変動します。
上記の料金表では一番安い『16契約以上』で計算しています。
一方でドコモ光は見込める契約数に関係なく同じ料金です。

マンションタイプの場合、最安値で契約すると必ずしもドコモ光が安いとは言えません。
ドコモ光のメリット
ドコモの携帯料金との割引額については携帯側のプランにより異なります。
ドコモ光セット割の割引金額は下記。
ギガホ | 1,000円 | |
ギガライト | 〜7GB | 1,000円 |
〜5GB | 1,000円 | |
〜3GB | 500円 | |
〜1GB | – |

上記に加えて『dカード GOLD』払いにすると、携帯料金とネット料金の両方に対して10%のポイント還元を受けられる為、総合的に毎月の料金がかなり抑えられます。
Docomo光のデメリット

携帯料金とのセット割なしの純粋な自宅回線としては、たとえば速度面で評判の高い『NURO光』や、工事不要で手軽に使える『Softbank光』、シンプルに料金が安い『So-net auひかり』など、とくに『ドコモ光』に拘らなくても良いでしょう。
ドコモ光の工事費は無料
以前まではドコモ光の回線工事には、
戸建19,800円/マンション16,500円
が必要でしたが、現在(2019年9月以降)は完全無料です。※追加工事が必要な場合、追加工事費は有料
新規契約に必要な費用は『契約事務手数料』の3,000円だけ。

あとからキャッシュバックされるような『実質無料』ではなく、最初から料金が不要な『完全無料』というのが嬉しいですね。
フレッツ光からの転用の場合
フレッツ光からドコモ光に変える場合は、『転用』になるため工事費は不要です。
契約事務手数料の3,000円は必要です。
※フレッツの契約プランによっては『転用』ではなく『品目変更』になってしまい工事費が発生する場合があります。

『品目変更』になってしまうケースは、ドコモ光の回線速度は1Gbpsなのですが、フレッツでそれ以下の速度で利用していると、ドコモ光に変更(事業者変更)する際に回線をアップグレードする必要があるためです。
ドコモスマホと合わせると毎月幾らかかるのか?
まだプロバイダの解説をしていませんが、その前に『結局、毎月幾ら掛かるのか?』が気になっている方も多いと思いますので、まずはドコモ携帯と合わせた際のモデルケースをご紹介します。
あくまで『モデルケース』ですので、個々の契約状況により、数百円〜数千円の開きがあります。
戸建の場合 | ||
---|---|---|
スマホプラン | ギガホ(30GB) 6,980円 | ギガライト(1〜7GB) 2,980円〜5,980円 |
ドコモ光料金 | 5200円 ※タイプA(後述) | |
セット割り | -1,000円 | 〜1GB:割引なし |
合計 | 11,180円 | 毎月のスマホ利用1GBまで:8,180円 〜3GBまで:8,680円 〜5GBまで:9,180円 〜7GBまで:10,180円 |
マンションの場合 | ||
---|---|---|
スマホプラン | ギガホ(30GB) 6,980円 | ギガライト(1〜7GB) 2,980円〜5,980円 |
ドコモ光料金 | 4,000円 ※タイプA(後述) | |
セット割り | -1,000円 | 〜1GB:割引なし |
合計 | 9,980円 | 毎月のスマホ利用1GBまで:6,980円 〜3GBまで:7,480円 〜5GBまで:7,980円 〜7GBまで:8,980円 |
上記はいずれも『プロバイダでWifiを無料レンタル(後述)』すると想定した場合の料金です。
また、ここではややこしくなるので『スマホセット割』のみを適用した金額だけを記載していますが、他にも『みんなドコモ割(各回線ごとに最大1,000円の割引)』や新たにギガホプランを申し込みの方なら『ギガホ割(最大6か月、月額1,000円割引)』などを受けることができます。
ドコモ光の3つのタイプ
ドコモ光には
- タイプA・・・+200円
- タイプB・・・+400円
- 単独タイプ
の3つのタイプがあり、どれを選ぶかで料金が変わります。
上記の違いは、単純に選べるプロバイダの違いです。
『単独タイプ』は文字通り、ドコモ光と単独で契約して、プロバイダは自分で契約するタイプです。
タイプBの方がA比べて200円高いのですが、タイプBのプロバイダの方が優れているというわけではありません。

実際、ドコモ光の新規申し込みで一番選ばれているのはタイプAです。『タイプB』や『単独タイプ』を申し込むのは、転用の方で”今使っているプロバイダがタイプAに属していない方”が多いです。
ドコモ光で人気のプロバイダ(タイプA)

料金が一番安いこともありドコモ光で一番選ばれている『タイプA』。
下記に挙げる人気プロバイダの共通点としては
- Wifiルーター無料レンタル
- IPv6(IPoE)接続対応で快適な通信環境
- キャッシュバックがある
- セキュリティーソフトが無料
という点です。
GMOとくとくBB

ドコモ光のプロバイダの中で最もおすすめなのが『GMOとくとくBB』です。
無料レンタルできるWifiルーターはBUFFLO/NEC/ELECOMの3つから選ぶことができます。

いずれの端末も
- 5GHz最大:1.7Gbps
- 2.4GHz最大:800Mbps
- v6プラス対応
という他のプロバイダで提供している無料Wifiルーターよりも高性能なスペックを備えています。

どのルーターも単体で購入しようと思ったら8,000円前後の端末です。(1/23現在の価格)
キャッシュバックの条件は以下
キャッシュバック金額 | オプション | 時期 |
---|---|---|
20,000円 | ひかりTV | 開通月を含む4ヶ月目に案内メールを受け取り |
18,000円 | ひかりTV | |
15,000円 | DAZN | |
10,000円 | dTV or dアニメストア | |
5,500円 | なし |
見逃せないのが、GMO契約時に『dカードGOLD』も一緒に発行するとAmazonギフト券2,000円が貰えます。
また、別途Docomoのキャンペーンにより最大15,000円の還元を受けることができるほか、『ドコモの携帯料金』『ドコモ光』の10%のポイント還元が受けることができるので、ドコモユーザーやドコモ光利用者はdカードGOLDを利用すべきです。

やはり高性能ルーターの無料レンタルは魅力的ですので、特に理由が無い限り、ドコモ光のプロバイダはGMOを推奨します。
DTI

DTIで無料レンタルできるWifiルーターはELECOM製の『WRC-1167GST2』です。

5GHz・・・867Mbps
2.4GHz・・・300Mbps
もともとはv6プラスに対応した製品ではありませんでしたが、ファームウェアのアップデートにより対応しています。

GMOとくとくBBでレンタルできる同社の『WRC-2533GST2』の廉価版です。
キャッシュバックの金額と条件については以下のとおり
キャッシュバック金額 | オプション | 条件 |
---|---|---|
20,000円 | ひかりTV + DAZN | 開通月〜7ヶ月目までの継続利用が条件 |
15,000円 | スカパー | |
10,000円 | 上記以外 |

公式サイトにキャッシュバックがタイミングの記載がありませんが、『7ヶ月目までの継続利用』という条件を見る限り、キャッシュバックを受け取れるのは8〜9月目ぐらいになると思います。『ひかりTV』を利用するなら上記で挙げた『GMO』の方が良いですし、利用しないなら次に紹介する『ぷらら』の方がおトクです。つまりキャッシュバックとしては弱め。
また、DTIには、トラブル時に遠隔で自分のパソコンを操作してくれるサポートも無料でついています。※Windows PCが対象

パソコン関係の設定トラブルは電話だけでは分かりづらいので遠隔サポートしてくれるのはありがたいですね。
ぷらら
スカパー/ひかりTV/DAZN/dアニメ/dTVのいずれも使う予定の無い方は『ぷらら』がオススメです。
というのも、とくにオプション契約をしなくても15,000円のキャッシュバックを受けることができます。

シンプルなキャッシュバック料金が高いのは魅力的です。
利用開始月を含む4か月目の月末まで継続→翌月に振込口座確認メール→振込先指定→キャッシュバックという流れです。
Wifiルーターに関してはサイトに『NEC製』とだけ記載され,型番は分かりませんでしたが、調べてみるとどうやら『WG1200HS3』だそうです。

- 5GHz・・・867Mbps
- 2.4GHz・・・300Mbps
もちろんv6プラスにも対応しています。

GMOで提供している同社の『WG2600HS』は4ストリームですが、こちらは『WG1200HS3』2ストリームです。ストリーム数が多いほど高速かつ安定した通信ができます。
最大24ヶ月間無料のセキュリティーソフト『マカフィー』は、リアルタイムのウイルス対策/マルウェア対策/迷惑メール対策などをスマホやタブレットだけではなく、WindowsやMacにも適用することができます。
また、自宅回線ではWifiルーター絡みの不具合で困る方も多いですが、サポート対象の中に、『IPoE対応ルーターの設定』が含まれている部分も見逃せません。

キャッシュバックの内容、サポートの手厚さを含め、全てに於いて『よくわからない』と不安な方には特にオススメのプロバイダです。
その他ドコモ光公式キャンペーン
以下のキャンペーンはプロバイダの特典と併用可能です。
dポイントプレゼントキャンペーン※期間・用途限定
特典内容 | 対象 | 契約 | 進呈時期 |
---|---|---|---|
dポイント 10,000pt | 新規 | ドコモ光2年定期契約 | 開通月の翌々月 |
dポイント 5,000pt | 転用/事業者変更 |

上記で貰える『用途限定のdポイント』は残念ながら携帯料金の支払いには利用できません。JALマイルやPontaポイントなどには利用可能です。
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